人生最悪の窮地。心の闇が深すぎて、その終点がみえてこないのだ。
いくら泣き叫んでもこだまさえも帰ってこない、果てなき暗黒の宇宙さながらであった。
人生最悪の窮地。心の闇が深すぎて、その終点がみえてこないのだ。
いくら泣き叫んでもこだまさえも帰ってこない、果てなき暗黒の宇宙さながらであった。
経験したひとにしかわからないであろう。混乱や恐怖、そして自棄。それこそここまでがリミット、をかんじられない闇黒でしかなかったのだから。
しかし 心はやはり支離滅裂の、いや暗黒の感情に支配されたじぶんであった。
せめて支柱があれば、すこしは強くなれるだろうに。にもかかわらず肝心のこのとき、ああ、支え護ってくれるひとがいないのだ…そう、そばに誰も。
このままではまえに進めるはずもない。不安や孤独・絶望、だけでなく過去に捕らわれたままでは、愚かで哀れな身でしかないなども、もちろん頭では…。
くわえて、通夜や葬儀の前後もおもい煩っていた。そのあと体調を崩し、ベッドで横になっていたときも。
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