月別: 2023年1月

~秘密の薬~  第二部 (114)

だがそのときはさすがに眼はやや血走り、おもわず感情あらわにつよい口調となってしまった。警察への怒りが、じぶんが発した言葉につられて炎上したからだ。どうじに、肩をふるわせたのだった。

~秘密の薬~  第二部 (113)

つづけて、事故と断定した警察の所見にたいし、異議申し立てしたその内容をわかき弁護士に語ったのだった。

~秘密の薬~  第二部 (112)

それで、わかりやすくしかも順序だてることができたのである。ただし、怒りや悔しさはそのままであったが。

でもっての肝心の本題。だったからこそ、はやる気持ちを抑えきれず、

「訴えを警察はとりあげてくれませんでした。それで相談しに」きたと、そのことを二度力説したのである。生意気だった担当官のようすなど、引きも足しもしていないあらましをのべたあと、切実なおもいとして。