それで、わかりやすくしかも順序だてることができたのである。ただし、怒りや悔しさはそのままであったが。

でもっての肝心の本題。だったからこそ、はやる気持ちを抑えきれず、

「訴えを警察はとりあげてくれませんでした。それで相談しに」きたと、そのことを二度力説したのである。生意気だった担当官のようすなど、引きも足しもしていないあらましをのべたあと、切実なおもいとして。