しかしながらなんの因果か、最悪としかいいようのない青天の霹靂が…。

  このおしどり夫婦にまさかの、それはそれは、とんでもない事態がおきてしまったのである。

  その、二ヶ月ほどまえだったのだが、「あけましておめでとう」との年始のあいさつを交わしたあと、唐突に告げていたのだ。