じぶんは用済みとして、ヘタをすれば、殺されるかもしれない。ある意味、国家存立にかかわってくる極秘中の極秘をしってしまったのだから。

 まさかとは思うが…。それでもかれは、最悪を想定する、慎重居士でもあった。

 つづけての思索は、以下だった。

=すくなくとも、官僚のトップ六人が社会的に葬りさられることを、かれらが容認するなど、ありえない!=