事故当時者はトラック運転者としての歴もながく、あたり前だが飲酒もしておらず、提示した運転免許証は、無事故無違反のゴールドであった。
で、この供述にウソのないことが、べつの担当官による聴取で確認されたのだった。
「駅方向にむけ歩いていて、たまたま見かけたのですが」そう、事故をすぐ間際で目撃したと語った人物がおり、
「高齢の男性が千鳥足でふらふらと。でもって、路面に足をとられたのか、滑りこけるようにして車道へと倒れていった。間が悪いとしかいいようがないのでしょうが、そこへ車が…」と、そのときのことをマスク越しにかく証言したのである。