多大にすぎる人命、五大陸の尊いいのちを奪いきずつけ、世界経済をもガタガタにしたこの顛末、長編のドキュメンタリーに仕上がるだろうが、ボクの任にはあらず。
でもって、通常国会の会期中ともなれば面々は予算委員会などの審議にあって、お飾りでしかもバカな大臣どものために、書類作成(ほとんどは部下にまかせている)をふくむ答弁(国会中継で極まれにみかけるように、官僚自身がたつ場合も)にそなえねばならず、余念をもつ余裕などないからだった。
ところで余計なそんな事実は剰余としつつも、余の儀(つぎにのべる事柄を強調)として、これには当時の、検察庁(法務省)ナンバー2の次長検事と警察庁(内閣府の外局)ナンバー2の次長が音頭をとり、共同の提案側として出席していたのである。 いっぽう、持ちかけられたほうの出席者はというとこちらも五年余前の、財務省主計局長、内閣法制局(内閣府)同次長、厚労省からは医薬の生活衛生局長、文科省よりは科学技術の学術政策局長というように、アンタッチャブルともいうべき肩書(通常の批判や攻撃などは通用しない高みの存在)をもつお歴々であった。