法律事務所へむかうその端緒、おもったのだった。どれほどまでかはしる由もないが、それでも期待をもてそうだと。それで平常心にもどりはじめたのである。
それにしてもあの担当官、年齢からみてキャリア(かれが警視正であれば、まちがいなくそうだ)組とおもわれる。