で言動ゆるぎなく、しかもかれの眼にいたっては、先刻から自信にみちた強い光を発していたのである。

「納得していただけないのは残念ですが…」わずかに頭をさげると、

「これでも忙しい身ですから、このへんで失礼します」との突き放すようなことばをのこし、席を立っていったのである。